PERSON

Interview01

物流で何か困ったら森田に聞け
周囲から頼られる人財に

ソリューション第2部
森田 真登

入社後、愛媛支店での倉庫作業や宇都宮での元請けとしての経験を積み、現在、帝人グループや外部のお客様に物流ソリューションを提供する営業職として日々奮闘中。
帝人グループの草野球チームではキャプテンでピッチャーを務める。

かけがえのない帝人グループの同期との出会い

就職氷河期といわれた年の入社です。就職活動がなかなか上手くいかず悩んでいたとき、キャリアセンターや、親戚からのすすめがあり、会社説明会に参加したことがきっかけです。
当時の自分は帝人グループのことをあまり知りませんでしたが、説明会を通じて帝人が様々な事業を行っていることに興味を覚え、また、就職活動を進めていく中で物流がいかに社会を支えているかということに関心を抱くようになり、そして最後は帝人物流 の福利厚生面が充実していたことが決め手となり入社を決めました。

入社後すぐに、帝人グループ全体の新入社員研修に参加しました。研修期間は約2ケ月でした。最初に2ケ月と聞いたときは、「長いな」としか思いませんでしたが、同期入社とのグループディスカッションや、様々なレクレーション活動を通じて大変充実した時間を過ごしました。
その時に築いた同期との関係は、今でも私の大きな財産になっています。将来的に、同期のメンバーと一緒に、何か帝人グループの大きな仕事ができたら楽しいでしょうね。

慣れない東京の生活。草野球チームによって救われる

研修終了後は愛媛支店に配属され、倉庫での現場作業に従事しました。そこで輸出入のバンニング作業などを担当することになり、自分も張り切ってフォークリフトの免許を取得しました。結果的に総合職入社の新入社員にいきなりバンニング作業は任せられないということで、その免許が活躍することが無く残念だったのですが、今考えると現場の安全を預かる当時の上司の判断としては正しかったかもしれませんね。

その後、東京へ異動し、フィルム事業の物流ソリューションの担当となりました。慣れない東京での生活と、現場作業からデスクワーク中心の業務、仕事もわからず毎日鬱屈した日々を過ごしていました。そんな時に帝人グループの方から草野球チームに誘われました。元々、小学校から大学まで野球をしていたこともあり、少し大げさですが、気持ち的には本当に救われた思いでした。その後、フィルム事業の工場がある宇都宮へ転勤となりましたが、平日は宇都宮で仕事、週末に東京での草野球チームでプレーをするという 生活が続きました。
現在はチームのキャプテンでピッチャーをしています。私にとっては本当に、かけがえのない草野球チームです。

苦労して成し遂げたプロジェクトから学んだこと

宇都宮勤務時代の経験ですが、原料チップの詰替え作業(フレコン→コンテナ)の立上げの主担当として携わりました。社内でも初めてのプロジェクトであり、立上げ当初は詰替え方法の知識もなく、作業手順の構築や受入れ日程の調整管理など、ゼロからのスタートとなりました。
そのため、他社の設備や詰替作業を見学し勉強させていただいたり、所内でも毎日毎日作業工程について話合いを重ねていきました。プロジェクトが漸く軌道に乗ったときは本当にうれしかったです。

この時に学んだことは、仕事はスケジュール管理をしながら進めること、初めてのことでも、冷静になって考えることの大切さです。プロジェクト立ち上げ時は上手くスケジュール設定ができず、詰替え作業現場の方へ無理な作業を依頼し、よく怒られていたことを思い出します。時にはお互い感情的になってしまい、結果的に現場作業が一時的に滞ってしまうこともありました。
よく仕事は段取り8割とも言われます。また感情的になっているときは大抵上手くいきません。プロジェクトを通じてその点を学べたことは、自分自身にとっても大きな財産となりました。

自分の成長を若手につなぎ、最強のチームをつくる

現在は、営業活動と社外のお客様向けに、輸配送手配や倉庫への入出庫指示及び在庫管理などの業務も担当しています。
まだまだ知識不足な面もあり、先輩や同僚と協力しながらすすめていますが、将来は、輸配送・倉庫・国際業務の知識を高め、「物流で何か困ったら、森田に聞け」社内外からそう頼られる存在を目指します。と同時に、自分一人でできることは限られますので、先輩からはしっかり吸収し、そのバトンを若手へ引き継いでいくことも意識し、より質の高いサービスが提供できる最強のチームにしていくよう取り組んで行きたいと思います。

Interview02

常に「向上心」を持って毎日成長する自分であり続けたい

愛媛支店 倉庫課
永木 秀隆

入社後、倉庫担当として業務に従事。現場作業員からからキャリアをスタートさせ、今では愛媛支店の倉庫課24名を束ねる。
常にチームとお客様のことを考え、向上心を持って毎日の仕事に取り組んでいる。

自分の仕事に対する甘さを思い知らされた

地元の愛媛県出身です。帝人物流に入社したきっかけは、愛媛県内では帝人ブランドの知名度が高いことと、親類からの勧めもあったことです。当時の私は「物流」ってあまりイメージがわかず、トラックの運転手でもするのかな、なんてことも考えていましたね。
入社してまず、倉庫の配属になりました。そこでは、流通加工というのですが、荷主様から受け取った樹脂のシートを指定のサイズにカットする業務や、フォークリフトを運転して輸出入コンテナのバンニングやデバンニングの作業を行いました。一般職としての入社だったので、愛媛支店の諸先輩方がテキパキと現場に指示を出す姿を見て、「自分もあんな風に将来現場に指示を出すような管理職になれるのかな。なれたらいいけど」と将来について漠然としか考えていませんでしたね。

入社して2-3年たったころ、社内の他の支店との交流会があり、そこで同年代の同僚がすでに現場の班長職を任せられていることに衝撃を受けました。「今のままの自分ではダメだ。もっと真摯に毎日の仕事に向き合って、成長していかなければ」この交流会でもらった刺激によって、自分自身の意識と行動が変わったと思います。
以前は、漠然と与えられた業務に対して、自分の作業量や作業効率だけを考えていましたが、他のメンバーを巻き込んで倉庫課全体の作業効率アップなどを考えるようになりましたし、課長や班長、先輩に対しても保管方法や作業手順の提案をするようにもなりました。その後、倉庫課の班長を経て、現在は倉庫課の課長代理として、日々の入出庫の調整や新しいお客様からの案件に対する見積り作成、お客様との価格交渉、クレーム処理や予算管理などの業務を任されています。

一度受けたお客様のご要望は、絶対にやり切る。それがやりがい。

私の中で一番思い出に残っているエピソードは、スポットの業務でしたが、1日にコンテナ40本以上のデバンニング作業に対応したことです。
当時の倉庫課の人員では到底処理ができるボリュームではありませんでした。さらに、倉庫のレイアウトの変更や、他のお客様の入庫や出庫業務も同時に発生します。現場は混乱し、まさに修羅場でした。
デバンニング作業と言っても、その中にはカウンターリフトでの荷役、リーチリフトでの荷役、玉替け作業や入庫品のチェック作業など複数の担当があり、その中で誰がどのポジションを担うかなどの配置決め等の指示もしていました。もちろん私もその時はフォークリフトを運転しましたよ。お客様の貨物にダメージを与えてはならないので、とにかく安全運転と作業効率を両立させ、確実に量をこなしていくという、大変に神経を使う仕事でした。また、私たちは加工班でしたので、デバンニング作業終了後の20時頃から加工業務を行うこともあり、その際には出前を頼もうよと言ったことも今となってはいい思い出です。現場作業はお腹が減っては仕事になりませんので(笑)。
結果的に、この案件は半年ほど続きました。日々、夜遅くまで作業が続いたので、お客様と直接会話してコンテナの搬入スケジュールの調整など、少しずつ改善にご協力いただいたおかげで、なんとか終わらせることができ、最終的にお客様から感謝のお言葉をいただいたとき、ほんとにやり切って良かったと心から思いました。

もっと倉庫課のメンバーに対する仕掛けを作っていきたい

現在、愛媛支店がある松山市近郊は、倉庫の空きがあまりありません。そういう中でお客様からの保管の依頼を受けた時などは、周辺の物流会社に飛び込みで空きスペースの情報を収集したり、お客様に働きかけ、入出庫のスケジュール調整の協力をお願いしたりします。
また、同時に、限られたスペースの中で、課員と一緒に最適な倉庫レイアウトを考え、到底無理と思っていた以上の保管量を達成したときは、倉庫課メンバーとの一体感も高まり、喜びを感じる瞬間ですね。仕事はチームワークですよ。

職場は、一般職のメンバーが多いです。みんな毎日、一生懸命に与えられた業務を着実に遂行しています。ただ、そのこと自体は悪くはありませんが、マンネリ化したり、モチベーションが下がっていないかということが常に気になっています。マンネリ化とかモチベーションが下がってしまうと、安全にも悪影響を与えかねないので、何かみんなが毎日の仕事を通してやりがいを感じられるような仕掛けを作ってきたいと思っています。

更なる高みを目指して。物流サービスのプロになる

現在は、倉庫業務を担当していますが、将来的にはソリューションや、輸送業務の知識を身に着けて、一貫した物流サービスの提案ができる人財になることが目標です。物流業は、どちらかというと裏方で、地味で目立たない業界ではありますが、社会や生活を支える縁の下の力持ちで、決して欠くことはできません。私は「物流」という仕事に対して大変誇りを持っています。そして常に「向上心」をもって毎日の業務にあたり、例え地味な仕事の繰り返しの中でも、今日の自分が昨日何かやった自分より成長できるよう努めていきたいと思っています。とはいっても、毎日、仕事ばかりでは大変なので、週末はリフレッシュも兼ねて地元のソフトボールチームに所属し、できるだけ参加して汗を流すようにしています。ただ、年齢とともに徐々に動きが鈍くなってきているのを感じてますが(笑)